オーダーメイドジュエリー専門店 ADAM BLOG

素敵なアニバーサリーリングフルオーダーメイドにてをお作りしたのでご紹介させていただきます。

編集の仕事をなさっていたお母様が退職なさるということで、その記念にリングをプレゼントしたいとご来店頂き、本にまつわる仕事をしていたので、本の形をデザインのモチーフに取り入れて、さらに誕生石のサファイヤをお入れしたリングのデザインのご依頼を頂きました。

デザイナーの川口がデザインのアイディアを出し、改めて打ち合わせを重ね出来上がったリングがこちらのリングです。

リングの上に開いた本をのせ、そのページにはお母様の誕生石のブルーサファイヤとイニシャルを模ったオリジナルのロゴマークをレーザー刻印しました
優しい素材感とボリューム感を出すために地金にはシルバーを用いました。

サイドから見ていただくとよくわかりますが、ちょうどページが今にも開きかけているように、本のモチーフをベースのフォルムに配置し、本の立体感と動きを表現しています。

こんなに素敵な思いのこもったアニバーサリーリングをサプライズでお嬢様にプレゼントされたら、世界一幸せなお母様かもしれません。

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

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マリッジリングをはじめ、日本のブライダルリングはプラチナでお作りするのが一般的ですが、アダンのオーダーメイドマリッジリングは、地金の種類もプラチナだけでなく、K18ゴールド(イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、シャンパンゴールド)でお作りすることはもちろん、ご希望によりシルバーSV925でマリッジリングをお作りすることも可能です。

最近お作りしたシルバーのオーダーメイドマリッジリングを2組ご紹介させていただきます。

まず一組目は、ボリュームのあるシンプルなシルバーのリングがご希望ということで、当店のセレクトオーダータイプのマリッジリングの特注リングとして、男性はフラット(平甲丸)の9mm幅、女性は7mm幅をお選び頂きお作りしました

シルバーはプラチナやゴールドに比べると柔らかい金属のため、通常プラチナでお作りするような細いデザインのリングですと強度的に曲がりやすく、シルバーでマリッジリングをお作りする場合は、リングの幅は5mm以上、厚みは2mm以上でお作りするのがオススメです。

お二人のマリッジリングには、リング内側にブラックダイヤとアイスブルーダイヤをシークレットセッティングし、その両側にお二人のお名前を筆記体でレーザーマーキングしました。

シルバーは、特にお使いにならずにほって置くと、表面が黒くなってくるため、ご希望によりロジウムコーティングを施しますが、お二人のリングはシルバーの地金そのままの仕上げになっていて、使い込んでいくごとに段々良いユーズド感が出てくるのではないかと思います。プラチナやホワイトゴールドに比べ柔らかい白色と輝きを持つシルバー本来の地金の色もシルバーでマリッジリングをお作りする大きな魅力だと思います

昨今の貴金属地金の高騰で、プラチナやゴールドでお作りすると材料費だけでも凄いお値段になってしまうボリュームのあるデザインも、シルバーでお作りした場合は材料代金を抑えられるため、ボリュームを大きいマリッジリングをお作りする際には良い選択肢だと思います。

 

もう一組は、ちょっと個性的な組み合わせでマリッジリングをお作りしたカップルのリングです。

女性のリングは、K18イエローゴールドでスッキリとしたスクエアの中にダイヤを10ピース留めたハーフエタニティータイプのリング。
それに対して男性のリングは、シルバーで6mm幅のボリュームのあるリングをお作りしました。フォルムは全体がスクエアの形になっている幾何学的なモチーフで、シルバーらしい優しい色合いに、少し中心からオフセットした位置に留めたブラックダイヤがとてもさりげなくておしゃれです。
お二人とも、それぞれのご希望を素材にもフォルムにも込めてオーダーメイドしていただきました。
その代わり全く違うデザインのリングになってしまったお二人のマリッジリングですが、リングの内側に2本重ねたときにお二人のイニシャルが浮かび上がるように彫刻して、セットリングとしてのお二人だけがわかるように工夫しました。

 

アダンでは、シルバーのリングもプラチナやゴールドのリングと同じく、一本一本彫金技術でハンドメイドでお作りするため、廉価のシルバーアクセサリーでよく見られるようなコスト重視の製法とは仕上がりが全く違います。特にフォルムの成型、研磨、仕上げを手作業で行うことによる地金硬化により、マリッジリングとしても強度のある丈夫なリングになるようにお作りしています

今までシルバーアクセサリーを愛用されてきた方など、シルバーだけが持つ魅力を生かしたハンドメイドのオーダーメイドマリッジリング、いかがでしょうか?

 

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バンコク出張報告の第2弾は、いよいよ手に入れた宝石たちのご紹介です!

今回も数百のブースを見て歩き、その中から狙いを定め、一つ一つ石に穴が開くほどよく見定めて、限られた時間の中でたくさん仕入れを行いました。

まずは、カジュアルな宝石たちからご紹介。
ここで取り上げる宝石は、全部でいったいどのくらいの金額になるのだろうというスゴイ量の石が、とても宝石とは思えないくらいドドっとトレイに山済みになっていたりする中から、それぞれ長いときは数時間の時間をかけて選び出した石たちです。
あれだけたくさんの中から選ぶというのはまさに出会いそのもの。一つ一つに本当に思い入れが出てきます。

 


カービングトルマリン


カービングサファイヤ・ルビー

バンコクの仕入れの大きな目的が、カービング(表面に彫りが施された)の宝石ですが、その中でも葉っぱの堀が入っているものは定番です。
上の写真の緑色は、綺麗なカービングトルマリン。うち二つはうっすらピンク色とのバイカラー(2色)です。
下の写真は、カービングサファイヤとルビーです。サファイヤはうっすらシルバーががった金属質の輝きが魅力的です。ピンク色のカービングルビーは、中々見ないめずらしいものです。

 


トルマリン ラウンドカボッション


ルチルクオーツキャッツ ラウンドカボッション

次は半貴石のカボッション(表面がカット面になっていなくてつるっとした石)の石です。
店長藤森は、カボッションカットの石が心から大好きで、特に意識するわけでもなくいつの間にかカボッションの石ばっかり手に入れる癖があります。
上の二つは今回もたくさん仕入れた半貴石のカボッションのうちお気に入りの2種類。

上は、トルマリンのカボッションです。大きさはちょうどM&Mのチョコレートくらい。厚みがそれ程ないのに色ははっきりと出ていて、それこそ何十種類という色がある中から30分くらいの時間をかけて上の3ピースをチョイス。

下は、半球に近い高さのあるルチルクオーツです。ルチル(石の中に入る金色の結晶体)が綺麗に一方向に入っているため、写真だと照明の関係ではっきりと出ませんが、綺麗なキャッツアイの出るめずらしいルチルです。

 


ルビー カボッション


ルビー 原石

最後の2枚の写真は、ルビーです。ルビー、サファイヤ、エメラルドは、宝石の中でも三大貴石と呼ばれていますが、バンコクのジェムショーは、その三大貴石の集積地で、1ピース数千万円のスゴイ石から、上の写真のようなめずらしいルビーまで、本当にたくさんの種類のルビーやサファイヤを見ることが出来ます。

上の写真は、カボッションのルビー。日本で一般的にジュエリー使われるルビーやサファイヤは、ほとんどがダイヤモンドのようにカットされたファセットカットのものが殆どで、カボッションのルビーというとインドスタールビーが比較的知られていますが、写真のような、インドスターでない普通のカボッションルビーは意外と日本ではほとんど使われる事がなく珍しいルビーです。

下の写真は、ルビーの原石です。ルビーとサファイヤは、実はコランダムという全く同じ鉱物ということを知っている人は、結構宝石に詳しい人ですが、コランダムの結晶の特徴である六角柱状に結晶化した形がよくわかる原石です。原石といっても、表面はとても艶があり、半透明の石の内部は、入る光を微妙に反射してなんとも綺麗です。カットをする前からこれだけ美しいのはさすがルビー。この石はこの原石の形を生かして製作しようと思い、時間をかけてこの3つを選びました。

どちらもルビーも価格としては、カットされたいわゆる綺麗なルビーに比べると何分の一の値段に手に入るのですが、石が持つ魅力はその価値以上というか、むしろ綺麗なルビー以上の強い個性を持った宝石です。

 

さて、次回はいよいよ今回の出張で仕入れた石の中でも目玉の宝石たちを紹介します。楽しみにお待ち下さいね!

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6月からサービスを始したセルフメイドマリッジリングですが、実際に先日セルフメイドでお二人のマリッジリングをお作り頂いた渡邉様カップルの様子の写真を交えて実況中継スタイルでセルフメイドマリッジリングのサービスの流れをご紹介させていただきます。

①ご来店一日目 「デザインご検討」
まず、最初の来店の際に、どのようなマリッジリングをお作りするかデザインをご検討いただきます。
セルフメイドでお作り頂く場合でも、デザインの自由度はかなり高いので、様々なデザインをご検討いただけますが、実際の製作ではハードワックスを手作業で削り出して形を作って頂くため、自由な形状よりむしろきっちりとした形の方が難しかったりします。
今回お二人のご希望は、セルフメイドでお作り頂くのはちょっと難易度の高い幾何学的なデザインでした。

 

②ご来店二日目 「デザイン画、御見積もりご確認。デザイン決定」
10日ほどお時間を頂きご希望いただいた内容を元にデザイン画を製作しました。
デザインをご確認いただき、ご希望の追加や変更もなくデザインを決定していただき、使用する地金当店のオリジナルカラーゴールドであるシャンパンゴールドに決定しました。
セルフメイドでお作りになる場合は特にボリュームのあるデザインになることが多いため、プラチナ地金が非常に高い現在、カラーゴールドやホワイトゴールドでお作りするのもお勧めです。
次回のセルフメイドのご予約を1週間後にして頂きました。

 

③ご来店三日目 「セルフメイド(マリッジリングをご自身で製作)」
さて、いよいよセルフメイド当日です。
お二人には、デザインルームにある製作スペースにて作業していただきます。
当日は、担当するクラフトマンが二人をお出迎え。出来上がるまでお二人に付きっ切りでお手伝いいたします。


まずは、セルフメイドでリングが出来上がるまでのご説明と、実際の作業の説明を工具の使い方からご説明します。お二人とも真剣に聞いていただいています。


とはいっても百聞は一見にしかず、一通り説明を聞いて頂いた後は早速お二人で製作へ。
初めて触れる工具とハードワックスに、少し最初は戸惑いながらも少しずつ作業を開始。


徐々に没頭していくお二人。真剣そのものです。

あっと言う間に1時間が経ち、ここで一旦休憩。コーヒーと甘いお菓子でちょっとだけリラックスタイムです。


さて、製作の後半開始です。徐々に形が出来上がり、仕上げ段階に入っていきます。
ものすごい集中力のお二人。難しい幾何学的なフォルムを繊細な手つきで仕上げていきます。

そして作業開始から約2時間。ハードワックスの原型が出来上がりました!


作ったワックス原型を指につけて記念撮影。お疲れ様でした!!

さて、ここからはアダンのクラフトマンの作業となります。
お二人に作って頂いたワックスの原型を整え、シャンパンゴールド地金で鋳造を行います。
今回、お二人は本当に手先が起用で、殆ど手直しが必要のない程完成度の高い仕上がりだったため、どの程度クラフトマンが整えるのかご希望をお伺いし、基本的には手を加えずにお二人が実際に作ったそのままの形で鋳造し、リングを完成させる事にしました。

 

そして、1ヵ月後。。。

④最終ご来店日 「フィッティング、お渡し」

ついにリングが完成しました!!

規則的な18の面がリング全周に入った、モダンなデザインの幅広リングです。
お二人が手作業で作った一つ一つの面が、表面のカーブの具合や角の立ち方など、お二人それぞれの個性がとても現れていて、幾何学的なデザインにもかかわらず手作りの味わいがとてもよく出たリングに仕上がりました。
最初、お互い相手の方のリングを作るか、ご自分リングを造るかで迷ったお二人、お互いのリングの出来上がりを見て、自分で作ってよかった!とおっしゃっていたのがちょっとほほえましかったです。


仕上がりにも満足していただき、お二人で出来上がったリングを身に着けて頂き記念撮影。

シャンパンゴールドのカラーは、男性がつけても違和感がない優しい色合いで、お二人ともとてもお似合いでした。

セルフメイドでお二人自身でお作り頂いた世界で一つだけのオリジナルマリッジリング、リング自体もモチロン素敵ですが、リングをお作り頂くお時間そのものがかけがえのない素敵な思い出になるのではないかと思います。

今度はマリッジリング以外にもセルフメイドでチャレンジしたいとおっしゃっていたお二人。またのご来店是非お待ちしております。どうかお幸せに!!

取材にご協力いただいた渡邉様、誠にありがとうございました。

 

ご予約やセルフメイドについてお問い合せは、当店HPのお問合せページ から、「セルフメイド予約」もしくは「セルフメイドお問い合せ」とお伝え下さい。

 

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先日お渡ししたエンゲージリングとマリッジリングのセットリングが、フルオーダーメイドでお作りする際のよいご参考の一つになるデザインでしたのでご紹介させていただきます。

エンゲージリングとマリッジリングどちらも、凹面のフォルムをモチーフに、女性のリングはマリッジリングとエンゲージリング重ね付けが出来るようにセットリングとしてお作りしました。

【女性用マリッジリング】Pt900オーダーメイドハーフエタニティータイプリング \213,000+tax
【男性用マリッジリング】Pt900オーダーメイドリング \124,000+tax

マリッジリングは、全周が柔らかい凹面のフォルムが特徴的なアダンオリジナルデザインのマリッジリング「ラメール」をベースに、男性のリングは、ラメールを少し幅広にアレンジして、女性のリングには、1/40ctのメレダイヤを計13ピースをリングの半周にお入れして、ハーフエタニティータイプのマリッジリングにアレンジしてお作りしました。
一周凹面のフォルムで同じ厚みでお作りしているため、男性のリングはリングが廻ってしまっても気にならない計上ですし、女性のリングはTPOにあわせて、ダイヤが入っている側だけでなく、ダイヤが入っていない側をお使いいただくことも可能なリバーシブルタイプのマリッジリングになっています。

Pt900 ダイヤモンドフルオーダーエンゲージリング ※加工代金はお問い合せ下さい。
エンゲージリングは、0.4ct程度の綺麗なダイヤモンドを使用して、マリッジリングと同じ凹面のフォルムをモチーフにデザインをしました。

両側から挟まれるように石留めしたダイヤは、側面から見るとダイヤモンドの姿がキューレット(ダイヤの先端)までよく見ることが出来るため、身につけて眺めているだけでも楽しいリングです。また伏せこみタイプなので、ダイヤモンドや爪が引っかかりにくいデザインなので普段使いにも適しています。

ハーフエタニティーのマリッジリングとの重ねづけも考慮し、ダイヤモンドの断面の高さを考え、エンゲージリングの側面にぴったりと重なるようにお作りしました。

エンゲージリングとマリッジリング2本を重ねづけをすると、とてもボリューム感がでて、ダイヤも場面が広くかなりキラキラととてもゴージャスですが、全体はスッキリとしたストレートタイプのデザインなので、それ程派手にはならず、都会的で仕事中でも違和感がないくらい、身に着けやすい雰囲気のセットリング担ったのではないかと思います。

 

※上記価格は、製作した2008/5現在のお値段です。地金相場の変動等により予告なくお値段が変わる場合がございますのでご了承下さい。

 

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