[お仕事やお店の日常]★ アダン30周年記念 ★ サマーセール ★
こんにちは、サイト担当の大久保です。
毎日暑い日が続きますね。
東京もしっかりと梅雨入りして、梅雨明け宣言の待ち遠しい日々です。
本日は、そんなジメジメを吹き飛ばすサマーセールのご案内です!
ADAM 30° ANNIVERSARIO
☆アダン30周年記念☆サマーセール☆
10%-50% OFF !!
7.1(木)-7.20(火)
アダンが三軒茶屋にオープンしてから今年で30周年となります。
大きな節目を迎えることが出来た感謝の気持ちを込めて
特別なサマーセールを実施いたします!
★今回の目玉はオーナー自ら海外で仕入れた天然の ルース
最大50%OFF!特別価格でのご提供です!
★さらに夏にイチオシのアイテムや
★夏の日差しが似合う新作ジュエリーもご用意しております!
(新作アイテムはセール対象外商品となります。)
そして、ご来店くださったお客様へ先着でプレゼントを差し上げております!
皆様にご満足していただけるよう、スタッフ一同がんばります。
どうぞこの機会にご来店くださいませ★
[フルオーダージュエリー 海外仕入旅行記 ADAMオリジナルジュエリー]ドゥルージータイプのルース ~ヨーロッパで仕入れたルース③
ヨーロッパで仕入れてきたルース(裸石)のご紹介、第3弾は、ドゥルージータイプのルースです。
ドゥルージーは、アルファベットで書くとdrusyとかき、カタカナではドゥールージーやドルージーと表記されたりもしますが、語源となる英語はdruseで、日本語に直すと「集晶」となり、文字通り小さな結晶が集まって固まったものという意味になります。
宝石でドゥルージーというと、主に水晶系の石で、表面が細かい結晶で覆われた石を総称して呼びます。
私自身、個人的にドゥルージータイプの石が好きで、これまでにもドイツやイタリア、バンコクで珍しい石を仕入れては、製作をしていますが、今回も個性的なルースを手に入れることが出来ました!
(左)ウバロバイトガーネット ¥21,000(税別)
(右)ウバロバイトガーネット ¥16,000(税別)
ロシアで取れる明るく美しい緑色のウバロバイトガーネットのドゥルージーです。
元々1mm以上の穴居うにはほとんどならない石なのですが、母岩に均一に結晶化したものはとても美しく、ドゥルージーの中では一番好きな石です。
ウバロバイトガーネット ¥49,000(税別)
こんな形のルースもありました。クリスマス限定かな?
オニキス(黒メノウ)ドゥルージー \26,000(税別)
黒めのうのドゥルージーです。ショット不思議な星型です。
オニキス(黒メノウ)ドゥルージー \36,000(税別)
同じく黒メノウです。雲のような形です。写真だとわかりにくいですが、表面の起伏がとても面白いです。
ラピスラズリ \21,000(税別)
ゴールドの符が綺麗に出ている、ラピスのドゥルージーです。ペンダントにオススメの細長いマーキース型です。
パイライト \6,000(税別)
同じくマーキース型の石で、パイライトのドゥルージー結晶です。渋めの黒茶色がおしゃれです。メンズのペンダントを作ってもいいかも。
アジュライト \35000(税別) 売約済み
最後は、一番変わったアジュライトのドゥルージーです。こちらはなんと全面結晶化したアジュライトの塊です。どの面から見ても美しく、明るい夜空のように青く光り輝きます。こちらは既に売約済みとなってしまっておりますが、売れる前は、ペンダントか、少しデザインをしてブローチも面白いかなぁと考えていたら、何とリング!としてご注文を頂きました。
(左)ホワイトアゲート \18,000(税別)
(右)グリーンアゲート \21,000(税別)
こちらは、店頭の在庫のルースで、今回仕入れた石ではないのですが、合わせてご紹介させて頂きます。
ドゥルージーのアゲート(メノウ)の珍しい色のハート型の石で、左は、真っ白な雪のようなホワイトアゲート、右はウグイスメノウとも呼ばれる黄緑色が綺麗なグリーンアゲートの結晶です。
どちらものハートの形だけでなく、表面の起伏がとても面白いルースです。
(左上)SV マンダリンカラーアゲート リング \35,000(税別)
(右上)SV ブラックアゲート リング \35,000(税別)
(下)SV ウグイスメノウ リング \35,000(税別)
ドゥルージーの石は、石だけでも一つ一つが非常に個性的で、それぞれ魅力的なので、上の写真のリングのようにルースそのものを身につけるようなアイテムに仕上げるのもオススメです。
[フルオーダージュエリー 海外仕入旅行記]カービングのトルコ石など ~ヨーロッパで仕入れたルース②
ヨーロッパで仕入れたルースのご紹介、第二段です!
トルコ石というと、名前の通りトルコで取れる石と思われがちですが、それはかつてヨーロッパにトルコ人商人が持ちこんだためそのように呼ばれていますが、世界的な産地となると、トルコではなく、アジアではイランやアフガニスタン、それとアメリカ、オーストラリアといった地域になります。
特にアメリカのネバタ州やアリゾナ州で産出されるトルコ石は、良質なトルコ石が多く、産地が判る綺麗なものは
かなりお値段がします。
トルコ石は、ヨーロッパで取れる石ではないのですが、古代からアジア地方からの特産物として持ち込まれ、人気のある宝石として長い歴史があります。
またドイツやイタリアは、トルコ石のカットでも有名で、特にイタリアでは、カメオで使用するのをはじめ、サンゴと並んで不透明の石の中ではとても人気があり、トルコ石というとインディアンジュエリーのカジュアルなものを想像する事が多いですが、イタリアでカットされたりデザインされたトルコ石は世界中に高級ジュエリーとして流通しています。
今回の仕入れでは、面白いトルコ石を探そうと、くまなく探して周り、沢山収穫がありました。
まずは、ドイツのカットらしいトルコ石から。
まず、こちらは大粒のドロップ型のルースの表面を、細かくミラーカットが施されたペアのトルコ石です。
淡いブルーの色合いが、大きさがあるにもかかわらずそれほど大げさにならない良い雰囲気になっています。
トルコ石 ラウンド \9,000(税別)
コゴロン ラウンド \12,000(税別)
こちらも表面に幾何学的なカットをされたトルコ石です。同じシェイプでコゴロン(ホワイトアゲート)です。
淡いブルーと白い石の組み合わせも綺麗ですね。
表面のやわらかいカーブを描いたカービングがとても綺麗なトルコ石です。
とても立体的な彫りで左右対称のペアのルースは、イヤリングにもいいし、
おもしろいペンダントにもなりそうです。
サンゴ カービング オーバル \65,000(税別) ※売約済み
最後は、番外編でトルコ石ではなくサンゴです。
とても淡いピンク色が美しい、エンジェルスキンカラーのカービングサンゴです。
中心から輪郭へ向けてすこしずつ色が濃くなっていくグラデーションがとても綺麗です。
ご紹介したトルコ石、サンゴだけでなく、オニキスや各色のアゲートなど、
不透明な宝石たちも本当に魅力があります。
次回はもう少し変わったルースたちをご紹介します!
[フルオーダージュエリー 海外仕入旅行記 ADAMオリジナルジュエリー]ハートシェイプの半貴石 ~ヨーロッパで仕入れたルース①
今回のヨーロッパ出張で仕入れてきたルース(裸石)のご紹介です。
まずは、一番のお気に入りの石から。
ハート型の両面カボッションの半貴石のルースです!!
上から
スモーキークオーツ \28000(税別)
グリーンアメジスト \61000(税別)
トルコ石 \45000(税別)
トルマリン \56000(税別)
ドイツは、宝石の研磨の国として、そのクラフトマンシップが世界的に有名で、本当に素敵なカットが施された石が多いのですが、とくに特徴的なのは、とても面白いカットの半貴石があるという事です。
日本を始めアジア諸国では、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤといった貴石と比べ、あまり値段が高くない半貴石は、ジュエリーの製品になったときもそれほど高い値段にならないという固定観念があり、コストや手間をかけて面白いカットや変わったカット、美しさを追及したカットというものが非常に少ない、というかほとんど流通していません。
それに比べ、ドイツは素敵なカットの半期石天国です!!
値段の安い半期石だからこそ、コストをかけて素敵なカットを施し、貴石のジュエリーに負けないモノを作るというよい文化があると思います。
ハートの形の半貴石も、日本にはありますが、大抵はカット石で、こういった大粒の両面カボッションのハート自体珍しいのですが、更にハートの形が左右非対称で本当にキュート!
上下ひっくり返すとセクシーなお尻の形にも見える素敵な(?!)シェイプのルースです!
中でもお気に入りは、珍しいグリーンアメジストと真っ赤な色が美しいトルマリンです。
さーて、どんなジュエリーになるのでしょうか?
上記価格は、ルースのみ代金となります。ご興味のある方はお問い合せ下さい。
[フルオーダージュエリー 海外仕入旅行記 ADAMオリジナルジュエリー]バンコクジェムフェア出張 報告②
バンコク出張報告の第2弾は、いよいよ手に入れた宝石たちのご紹介です!
今回も数百のブースを見て歩き、その中から狙いを定め、一つ一つ石に穴が開くほどよく見定めて、限られた時間の中でたくさん仕入れを行いました。
まずは、カジュアルな宝石たちからご紹介。
ここで取り上げる宝石は、全部でいったいどのくらいの金額になるのだろうというスゴイ量の石が、とても宝石とは思えないくらいドドっとトレイに山済みになっていたりする中から、それぞれ長いときは数時間の時間をかけて選び出した石たちです。
あれだけたくさんの中から選ぶというのはまさに出会いそのもの。一つ一つに本当に思い入れが出てきます。
バンコクの仕入れの大きな目的が、カービング(表面に彫りが施された)の宝石ですが、その中でも葉っぱの堀が入っているものは定番です。
上の写真の緑色は、綺麗なカービングトルマリン。うち二つはうっすらピンク色とのバイカラー(2色)です。
下の写真は、カービングサファイヤとルビーです。サファイヤはうっすらシルバーががった金属質の輝きが魅力的です。ピンク色のカービングルビーは、中々見ないめずらしいものです。
次は半貴石のカボッション(表面がカット面になっていなくてつるっとした石)の石です。
店長藤森は、カボッションカットの石が心から大好きで、特に意識するわけでもなくいつの間にかカボッションの石ばっかり手に入れる癖があります。
上の二つは今回もたくさん仕入れた半貴石のカボッションのうちお気に入りの2種類。
上は、トルマリンのカボッションです。大きさはちょうどM&Mのチョコレートくらい。厚みがそれ程ないのに色ははっきりと出ていて、それこそ何十種類という色がある中から30分くらいの時間をかけて上の3ピースをチョイス。
下は、半球に近い高さのあるルチルクオーツです。ルチル(石の中に入る金色の結晶体)が綺麗に一方向に入っているため、写真だと照明の関係ではっきりと出ませんが、綺麗なキャッツアイの出るめずらしいルチルです。
最後の2枚の写真は、ルビーです。ルビー、サファイヤ、エメラルドは、宝石の中でも三大貴石と呼ばれていますが、バンコクのジェムショーは、その三大貴石の集積地で、1ピース数千万円のスゴイ石から、上の写真のようなめずらしいルビーまで、本当にたくさんの種類のルビーやサファイヤを見ることが出来ます。
上の写真は、カボッションのルビー。日本で一般的にジュエリー使われるルビーやサファイヤは、ほとんどがダイヤモンドのようにカットされたファセットカットのものが殆どで、カボッションのルビーというとインドスタールビーが比較的知られていますが、写真のような、インドスターでない普通のカボッションルビーは意外と日本ではほとんど使われる事がなく珍しいルビーです。
下の写真は、ルビーの原石です。ルビーとサファイヤは、実はコランダムという全く同じ鉱物ということを知っている人は、結構宝石に詳しい人ですが、コランダムの結晶の特徴である六角柱状に結晶化した形がよくわかる原石です。原石といっても、表面はとても艶があり、半透明の石の内部は、入る光を微妙に反射してなんとも綺麗です。カットをする前からこれだけ美しいのはさすがルビー。この石はこの原石の形を生かして製作しようと思い、時間をかけてこの3つを選びました。
どちらもルビーも価格としては、カットされたいわゆる綺麗なルビーに比べると何分の一の値段に手に入るのですが、石が持つ魅力はその価値以上というか、むしろ綺麗なルビー以上の強い個性を持った宝石です。
さて、次回はいよいよ今回の出張で仕入れた石の中でも目玉の宝石たちを紹介します。楽しみにお待ち下さいね!