出雲大社で初詣してきました

あけましておめでとうございます!
アダンも今日から仕事始めです。
本年もアダンを何卒よろしくお願いいたします。

年賀状をいただいた皆様ありがとうございました。
お客様からもたくさん年賀状を頂いてしまい大変恐縮です。本当にありがとうございました。

 

さて、今年の放浪日記第一弾は、年越しをした出雲・松江です。
例年バックパックを肩に提げて年越しは海外で過ごすことのほうが多いのですが、今年は本命のイエメン行きのチケットが取れず、国内へ方向転換。念願の出雲大社へ初詣に出かけてきました。

東京から車でふらりと出かけ、現地で宿を探しながらの無計画な旅でしたが、今年の山陰地方は、年末年始は大雪で、冬の日本海の天気の荒々しさにびっくりしました。

元旦の朝は、あいにく日の出は拝めず、真っ白の雪深い中で迎えました。古代から日本最古のジュエリーである”勾玉”を作っていたと言う”玉造温泉”の老舗宿でお正月料理の朝食を頂き、いざ出雲大社へ!


参拝へ向かう参道の人波。雪が降ったりやんだりの元旦でした。


出雲大社と言えば、この巨大な注連(しめ)縄。僕も小さな頃からこの太い注連縄にあこがれ続けてきたので、念願の対面です。

年に一回、旧暦10月に、全国から800万もの神様が集まると言う出雲大社。
出雲以外では神「無」月と呼ばれる10月ですが、出雲では神”在(あり)”月と呼ばれます。

集まった神様たちは出雲大社で何をするかと言うと、1年分の色々な決め事を一気に相談するそうです。
中でも重要な決め事は「縁組」。どの男と女を夫婦とするか、この一ヶ月ですべて決めるそうです。年金問題中の社会保険庁並みの忙しさだと思います。


こちらが集まった神様たちが泊まるホテルとなる、「十九社」です。神様だからもちろんスイート!かと思いきや意外と簡素です。仕事なのでビジネスホテルでしょうか?


雪化粧の大社。
ずいぶん大きなお社ですが、平安時代には高さが48メートルもある日本一大きな建造物だったそうです。
昨年から5年間、出雲大社は60年に一度の大遷宮中。祭られている大国主命(おおくにぬしのみこと)も大社の改修が終わるまでの5年間、仮拝宮にお引越し中です。なのでこちらの本宮には今誰もいません。

無事、初詣も済まし、冷え切った体で”出雲そば”のお店へ。


ごり(トビウオ)の出汁で作った薄口のつゆで頂く出雲そば。
3~5段が選べますが、迷わず5段。
年越しではなく年明けそばになりましたが旨かった。

あと、山陰の旨いものネタとしては、おいしかったのは、翌日松江で食べた不昧公好みの”鯛めし”。


こちらにたっぷりと出汁をかけて、お茶漬け風に頂きます。

グルメなお殿様だったのに、不味い公、とは?なんて思っていたら、「味」じゃ無くて「昧(まい)」だよ、と帰ってから家族に指摘され恥ずかしい思いをしました。。。
※不昧公についてお知りになりたい方は、こちら(wiki) をご参照下さい。

あとは、日本海といえば、冬の味覚の王様。松葉がに!!

すいません、食べ物ばかりで。。。

10分おきにコロコロ天気が変わる太陽がほとんど顔を出さない冬の山陰行でしたが、なんとなく神様や妖怪など、そのあたりにウロウロしてそうな気配を感じるスピリチュアルムードあふれる良い年末年始でした。
行きは天橋立により、帰りは因幡、鳥取砂丘へと、思いつくまま寄り道をして、東京からなんと往復2000km。帰りはひどい渋滞もあって、一昨年アフリカのリビアに行ったときくらい”遠い”山陰でした。

 

それでは、今年一年よろしくお願いいたします。皆様にとって素晴らしい一年となりますように!

Felice Anno Nuovo!

 

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