
エンゲージリング用としてダイヤモンドをお選びいただく際、いちばん優先すべき点は「Cut〈カット〉」です。
掘り出されたばかりのダイヤモンドの原石は、“ただの石ころ”のようにまったく輝いていません。
しかし、その原石に緻密で正確なブリリアンカットを施すことで、類まれな屈折率の強さから他のどんな宝石よりも強く美しく光り輝きます。
つまり、カットが良くなければ、ダイヤモンドは美しく光り輝かないのです。
エンゲージリング用のダイヤモンドであれば、【Very Good】以上のグレードをお選びいただくことをおすすめします。


ハート&キューピットとは
プロポーションとシンメトリーに優れたダイヤモンドは、特別なルーペで見ることにより
8つの“ハート”と“矢”の形を見ることができます。恋の天使(キューピット)がハートを
射るというストーリーを込めて、「ハート&キューピット(H&C)」と呼ばれています。
非常に希少性と価値の高いダイヤモンドです。

リングに留められているダイヤモンドは、光がよく入るのでその良し悪しが肉眼でも分かります。
その中でも「Color〈カラー〉」は、無色透明なのか黄色がかっているのかが、比較すれば一目瞭然で分かってしまいます。
そこで、カットの次にダイヤモンド選びで重視したい点はカラーです。エンゲージリング用のダイヤモンドには、最低でも【G・H】以上のグレードをお選びいただくことをおすすめします。


ADAMのダイヤモンド選びのポリシーで、いちばんのポイントは「Clarity〈クラリティー〉」のグレードの捉え方かもしれません。
多くのブライダルリング専門店では、“奇跡のIFクラスを用意”“VVS以上だけを使用”などクラリティーを重要視している傾向がありますが、
ADAMでは、どのようなキズ(内包物)がどのような場所にあるかが重要であって、クラリティーのグレードが特別に重要だとは考えていません。
エンゲージリングともなると“無キズ”というフレーズに惹かれがちですが、IF・VVSといったグレードは顕微鏡の世界の話で、いちばん重要な“実際に目で見て美しいこと”の価値観においては、“10倍の拡大で発見が困難な内包物がある”という【VS】クラスでも十分で、キズの位置に問題がなければ【SI】クラスでもダイヤモンドの美しさに大きな影響はないといえます。
予算的に余裕があればグレードが高い方がより良いですが、VSと比較するとVVSはカット・カラーのグレードが同じでも価格が1.5倍くらい高くなってしまいます。
ADAMでは、VVSの0.3ct程度と同じ価格で、目で見た美しさがほぼ変わらないVSの0.5ctのダイヤモンドを選ぶような決め方をおすすめしています。


ダイヤモンド選びにおいて最低限の条件である「Cut〈カット〉」と「Color〈カラー〉」のグレードを満たしたうえで、
予算に合わせて可能な限り大きな「Carat〈カラット〉」のダイヤモンドをお選びください。
しかし、大きいほど迫力があるからといってカラットを優先させて、カットとカラーのグレードを下げるのは懸命ではありません。
大きければ大きいほど良いというわけではなく、手の大きさとの相性もありますので、
綺麗なダイヤモンドであれば、0.3ct程度の大きさでもエンゲージリングには十分であるとADAMでは考えています。


それでは具体的に、ご予算別におすすめのダイヤモンド選択例をご紹介します。
これまでのADAMのダイヤモンド選びのポリシーから厳選した、ダイヤモンドの一例です。
下記のご予算の価格は、ダイヤモンドのルース代金の価格になります。
下記のルース価格にリング本体の加工代金を合計した金額が、最終的なエンゲージリングの価格になります。
エンゲージリングの価格へ詳しくはこちら>>
ADAMおすすめのダイヤモンドの選び方は、いかがでしたでしょうか?お客さまのダイヤモンド選びに、少しでもお役に立てれば幸いです。
ADAM店頭には、ダイヤモンドの代表的なグレードのサンプルがございます。ご来店いただき、実際に手にとってご覧になれば、大きさやグレードの違いがよりお分かりいただけると思います。まずは、お気軽にご来店ください。
