オーダーメイドジュエリー専門店 ADAM BLOG

今回のヨーロッパ出張で仕入れてきたルース(裸石)のご紹介です。

まずは、一番のお気に入りの石から。
ハート型の両面カボッションの半貴石のルースです!!


上から
スモーキークオーツ \28000(税別)
グリーンアメジスト \61000(税別)
トルコ石 \45000(税別)
トルマリン \56000(税別)

ドイツは、宝石の研磨の国として、そのクラフトマンシップが世界的に有名で、本当に素敵なカットが施された石が多いのですが、とくに特徴的なのは、とても面白いカットの半貴石があるという事です。

日本を始めアジア諸国では、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤといった貴石と比べ、あまり値段が高くない半貴石は、ジュエリーの製品になったときもそれほど高い値段にならないという固定観念があり、コストや手間をかけて面白いカットや変わったカット、美しさを追及したカットというものが非常に少ない、というかほとんど流通していません。

それに比べ、ドイツは素敵なカットの半期石天国です!!
値段の安い半期石だからこそ、コストをかけて素敵なカットを施し、貴石のジュエリーに負けないモノを作るというよい文化があると思います。

ハートの形の半貴石も、日本にはありますが、大抵はカット石で、こういった大粒の両面カボッションのハート自体珍しいのですが、更にハートの形が左右非対称で本当にキュート!
上下ひっくり返すとセクシーなお尻の形にも見える素敵な(?!)シェイプのルースです!

中でもお気に入りは、珍しいグリーンアメジストと真っ赤な色が美しいトルマリンです。
さーて、どんなジュエリーになるのでしょうか?

 

上記価格は、ルースのみ代金となります。ご興味のある方はお問い合せ下さい。

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

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無事展示を終え、今年も帰国の前にパリに立ち寄り、2日間だけ滞在しました。パリでの短い休暇です。

初日は日曜日だったのでクリニャンクールの蚤の市へ。

お目当ては、アンティークのコーヒーミル。様々な年代のコーヒーミルが並びます。色々探しまわり、1820年頃の真鍮製のコーヒーミルをお手ごろな値段で手に入れました!

他の収穫は、古い彫金用の小さな万力、古い宣伝用のキーホルダーです。


↑おじいさんも十分骨董品


↑色とりどりのビーズを売るお店

午後は、ルーブルの隣にある装飾美術館へ、リニューアルしたジュエリーの展示室を見に行きました。古代のジュエリー、中世、近代のアンティークジュエリー、パリの老舗ジュエラーの傑作、現在のコンテンポラリージュエリーなど、多岐にわたり、真っ暗な部屋に裏側まで見える(作り手としてはとても嬉しい!)工夫された方法で展示されていてとても面白いだけでなく、勉強になりました、

 

夜は、昨年よりパリに在住している前職の元同僚と久々の再会。カフェフロールでお茶をして美術館の疲れを取り、その後カルチェラタンにあるフレンチ居酒屋!「遊鈴Yulin」へ。

高校生の時から日本に在住し、その後京都の技魯技魯で働いていたというかなり変わった経歴を持つ、美形イケメンのフランス人Yulinさんが、パリに戻り開いた和風のフレンチレストラン。

懐石のように繊細な味わいのお箸でいただくフランス料理は、7皿のメニュで35ユーロとパリのレストランとしてはとても良心的で、一皿一皿大満足でした。

ただ、最後までワインとあわせていいのか、お酒で合わせればいいのかわからず、ずっとビールでいただきました。”居酒屋”だからまあいいか。既婚の友人は、お料理も満足していましたが、イケメンオーナーにもご満悦な様子でした。

 

パリ滞在2日目は、やはりパリ近郊在住で、の創作アクセサリーのメゾンに勤める作家の方に、パリの御徒町、浅草橋ともいうべき問屋街を案内していただきました。


真鍮のチェーンとパーツ屋さん


モチーフのパーツが無数にあって面白い
夜は、展示のメンバーと待ち合わせて、最後の打ち上げの気分でサンジェルマンデプレ近くのレストランへ。
前菜にフォアグラのパテ、メインに鯛の焼き身が入ったクスクスを辛口のロゼワインと一緒にいただきました。


人生史上、一番繊細で上品なクスクス。でもどうやってクスクスとソースを混ぜるの!?

2週間のヨーロッパ滞在を締めくくる素敵な夜になりました。
体というより、よく胃袋と肝臓が持ちこたえた旅でした。。。いつものことですが。
最後の夜は、ほとんど寝ずにトランクを4次元化して、膨大な荷物を何とかパッキング。
ジプシーのような大荷物で、早朝のパリを発って無事帰国しました。

それでは、これから仕入れてきたものを少しずつブログで紹介して行きます。
お楽しみに!!

 

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今年で3回目となる、フィレンツェのトラットリアでのジュエリーグループ展「BuonAppetito!ボナペティート2009」が無事終了しました。
展示前後なかなか時間がとれず、帰国後となってしまいましたが、まとめて報告させていただきます。

今回は、前回から出展者が1名増えて7人での展示になりました。そのうち5人が日本から展示のためにフィレンツェを訪れました。


陳列後の様子です。通常営業をするトラットリアでの展示なので、ジュエリーをコレクションボックスを使い壁面に展示します。今回は計20ケースでの展示になりました。


たまたま食事にいらっしゃった方にもたくさん見ていただきました

今回の展示のテーマは「FRUTTA」、イタリア語でフルーツです。メンバー各自それぞれの解釈でテーマ作品を制作しました。


私のテーマ作品はこちら。FRAGOLA(イチゴ)です。
テーマ作品のほかにも計5ケース出展しました。

今年も展示期間中オープニングパーティーを含めてたくさんの方にご来場いただきました。
お世話になったフィレンツェのジュエリー学校の先生方、フィレンツェ在住の友人や旅行者の方、食事にいらっしゃる常連のお客様など、ご来場頂いた皆様、展示にご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。
フィレンツェ滞在中は、展示会場がトラットリアなので搬入搬出の前後の打ち合わせの際や会場当番の時には必ず食事をし、また展示前後も旧友の家にも招待されたりと、毎日よく食べ、よくワインを飲みました。
滞在中メンバー全員あまり睡眠もとれず体も辛かったですが、最後は体より胃袋と肝臓が悲鳴を上げていました(笑)。

すこし時間が開きますが、6月に表参道にて巡回展を行う予定です。フィレンツェと違って、ギャラリーでの展示となるので、それまでにメンバー全員作品を増やして展示に望む予定です。ご期待下さい!!

 

 

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ミュンヘン滞在2日目からいよいよ、ヨーロッパ最大のジュエリーフェア「INHORGENTAインホルゲンタ」が始まりました。


↑雪景色のメッセ会場。空港?と思うくらい規模の見本市施設です。

インホルゲンタは、イタリア留学時代の6年前から通っている見本市ですが、他の有名見本市と同じように、有名ジュエリーブランドの出展もありますが、製品の展示がメインであるイタリアやパリの見本市とは違い、職人の国ドイツならでは、製品以上にジュエリーの材料であるルース(製品になっていない裸石)や工具の膨大な展示があり、またヨーロッパで活躍するジュエリー作家やプライベートブランドの展示もとても充実していて、ジュエリーの製品を買ったり売ったりする人より、ジュエリーを作る人にとってとても楽しい見本市です。


↑6つの大きな建物で行われる見本市の会場風景

特にドイツは、ジュエリーの製作だけでなく、宝石の研磨の世界でも、その伝統的な職人技が世界的にとても有名で、僕がインホルゲンタを訪れる最大の理由は、そのドイツで研磨された石の仕入れです。

日本では、お金をかけて良いカットをされるのは、基本的にダイヤモンドや貴石と分類されるルビーやサファイヤ、エメラルドなどの高い石がメインで、半貴石といわれるいわゆる石そのものの値段が余り高くない石は、製品になったときもあまり高い値段がつけられないといった事情もあるため、ほとんどがアジア諸国でそれほど時間やコストをかけて研磨をしています。

しかし、ドイツでは、あまり高くない半貴石だからこそ、カットにお金をかけて、大胆で面白く、また高品質なカットをしたものがたくさんあり、そんな素敵な石たちが僕の仕入れのメインターゲットです。

今回も丸3日かけて、ビックサイト何個分という巨大な会場をくまなく見て周り、とても素敵な石をたくさん手に入れてきました。どんな石を手にいいれたのかは、今後少しずつこちらのブログで紹介していきますので、お楽しみに!

でもちょっとだけご紹介。
最終日の一番最後に手に入れた、グリーンアンバー(緑色の琥珀)のカット石です。

緑色の琥珀自体、珍しいアイテムですが、そのカット石となるとより希少です。
柔らかい琥珀をカットするのはとても高い技術が必要ですが、石の研磨の世界だけでも作家やアーティストがいるドイツでは、それをまたありきたりのカットではなく、こんなに変わったカットにしてしまうのがドイツの研磨の世界です。琥珀とは思えない、透明感と輝りのよさ。そして何より素敵なカットです。

最後に、やっぱり食べ物の話もすこし。
今回も、懲りずに?!ドイツ料理とビールを毎晩ちゃんと食べていますが、ソーセージや豚肉とジャガイモというドイツ料理鉄板カップルには、さすがに三晩が限界なのですが、今回は良い魚介スポットを発見!し、フェアの会場帰りの夕食前に、ワインと魚介で一休みすることで、またソーセージとビールに立ち向かっていけるという、とてもよい食の循環(笑)が生まれました。

中央駅の中にある、伊勢海老のマークのワイン屋さんがやっている、魚介料理の立ち飲みバー。


↑海老(大小の2種類がある)のグリルとリースリング(ドイツの白ワイン)。
ドイツの白ワインは、あまり癖がなく、立ち飲みにぴったり!

もう一軒は、スーパーの魚屋さんに併設する魚介料理の店。閉店までずっと満席。


↑ゴロゴロと白身魚が入った魚介のスープが大人気。
冷えたからだと豚肉に疲れた胃袋にとても沁みわたります。

 

明日ミュンヘンを離れ、久々の長距離列車で丸一日かけてドイツからイタリアのフィレンツェに移動です。

 

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昨日、ドイツのミュンヘンに到着しました。
2006年以来3年ぶりのミュンヘンです。

空港から宿についた後、夜遅くでしたが腹ごしらえをしに外へ。

時間が遅かったので中央駅の中のスタンドで、さっそく白ビールに焼きソーセージ。
焼き立てではなかったし、ビールも缶ビールだけど、旨い!
あー、ドイツに来たなぁと実感。

今年のミュンヘンはちゃんと寒い。どんどん冷え込んできて、宿に帰る途中にあった気温計ではマイナス8度でした。

時差ぼけと夜中の日本とのやり取りで、あまり眠れない夜をすごしたけれど、夜が明けたら快晴!
今日は一日オフなので、さっそくミュンヘン市内へ。


青い空に映える、ミュンヘン市庁舎。塔の真ん中に巨大な機械仕掛けのオルゴールがあります。

気持ちは良いけど、気温は零下。寒くて耳が痛い。


本気でヤメテ! と嫌がる少年の像。だって全身にツララが・・・。そりゃほんとに嫌だわ。。

久々のミュンヘンの中心街をふらふら歩き、おなかが減ってきたので、老舗のビアホールへ。


ミュンヘン名物の白ソーセージとビール3種で計1.5リットル。あーうまい。
平日の昼にもかかわらず、店内はドイツ人で一杯。全体的に初老のお客さんが多いけど、すぐそばのテーブルでは、80近いと思われるお婆ちゃん3人組が、仲良く大ジョッキのビールを平らげている。やっぱりドイツ人はすごいなぁ、と変に感心。

ほろ酔い加減で、寒さがちょっと気持ちよい。

これまでミュンヘンには4回も来ているけど、いつも見本市だけ来て、後は少し買い物をして終わりというスケジュールで、ちゃんと観光したことがなかったので、今回こそと思い、レジデンツ宮殿へ。


宮殿内には「レジデンツ宝物博物館」があって、ここはヨーロッパの中でも有数のジュエリーの展示がある博物館で、前から一度は足を運びたいと思っていたところなので、ようやく成就しました。


雪に覆われたミュンヘンの中心部。綺麗です。

明日からいよいよヨーロッパ最大のジュエリーの見本市インホルゲンタが始まります。
もうビールとソーセージにも飽きてきたので明日からはちゃんと仕事します!

 

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