指輪がきつくなったり、緩くなってしまったときに検討したいのが「リングのサイズ直し」
ADAMでは、素材やデザインに応じて、熟練の職人が丁寧にサイズ調整を行っています。
今回は、どんなリングがサイズ直しできるのか、どのような方法で加工するのかをご紹介します。

サイズ直し可能なリング
基本的に、K18ゴールドやプラチナ(Pt950・Pt900など)といった金属証があるものであればサイズ直しが可能です。
お持ちいただければ確認しますが、素材が不明な場合はリングの内側にホールマークと呼ばれる金の純度を示すマークが入っています。

K18についてはこちらのコラムでも記載しています。
日本ではKから始まるK18などの表記が多いですが、海外では(Au)750の表記が多いです。
日本では24分率、海外では1000分率が使用されています。
その為、ティファニーなどの海外ブランドの刻印にはK18ではなく、750が用いられています。
つまり K18=750=75% の金が使われているということになります。
その他25%は他の合金を混ぜることによって加工しやすい金になります。
刻印(24分率) | 刻印(1000分率) |
K24 | 999.9 |
K22 | 916 |
K18 | 750 |
K14 | 585 |
K9 | 375 |
その他にも14KといういわゆるアトKといわれる刻印もあります。
こちらは日本以外のアジア各国の製品に多く見られます。
また、サイズ直し不可なことが多い、SV(シルバー)製のリングも、
高性能なレーザーがあるのでサイズ直しが可能です。
※シルバーは熱伝導率が高いので石の入ったリングは特にサイズ直しが難しいとされています。
サイズ直しできるか不安な場合は、LINEなどでお写真をお送りいただくことも可能です。
サイズ直しが難しい・できないリング
以下のような指輪は、サイズ直しが難しい、またはお断りする場合があります:
- ダイヤモンドなどの宝石がリング半周以上にわたってびっしり留められているデザイン
- ステンレスなどの特殊な素材や樹脂加工、特殊な構造のリング

このようなリングは、サイズ変更により石が外れたり、割れしまうリスクが高く、安全性を優先してお直しをお断りする場合がございます。
最終的な判断は実物を見てからになりますが、
ご不明な場合はLINEなどでもお気軽にご相談ください。
https://page.line.me/278obudv?openQrModal=true
リングのサイズ直し方法|切って溶接します
リングのサイズ直しは、基本的にリングを一度切ってから、目的のサイズに合わせて金属を足したり削ったりし、再度溶接する方法で行います。
1号の内周の差は1mm程度。大変精密な作業です。
素材によって融点が異なり、それに応じた温度管理が必要です:
- K18ゴールドの融点:約1,064℃
- プラチナの融点:約1,768℃
このため、職人の技術と豊富な経験が必要とされます。ADAMでは、素材の特性を熟知した職人が、目立ちにくいよう丁寧に仕上げます。
リングのサイズ直しについてはこちらにも詳しく書いています。
こんな場合もご安心ください
楕円になることがあります
トップに宝石がたくさんついているリングは石外れなどのリスクを避けるために
サイズ直し後にリングがやや楕円形になることがあります。
ただし、指の形状自体も正円ではないので装着時の違和感はほとんどなく、ご使用には問題ありません。

溶接部分の色が異なることも
14Kなどの低純度の金で作られたリングをK18で溶接した場合、
溶接部分だけがわずかに異なる色味になることがあります。
溶接箇所が手のひら側になるようにしているので、使っている分には気にならないという方がほとんどです。
メッキ加工も可能です
WG(ホワイトゴールド)のリングはメッキがかけられていることも多いです。
サイズ直しの際にメッキが取れてしまうのですが、再度メッキをかけ直すことも可能です。
他店購入のリングもサイズ直しOKです
ADAMでは、他店で購入されたリングのサイズ直しも承っております。
ブランド問わず、状態や素材を確認のうえ、可能な限りご対応いたします。
サイズが合わず使えずに眠っているリングがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
リングサイズ直し
サイズアップ ¥8,800 ~
サイズダウン ¥5,500 ~
修理期間:~3週間
お急ぎ料金もご準備しています。
お気軽にご相談ください。