オーダーメイドジュエリー専門店 ADAM BLOG

今月末5/28(金)~6/1(火)に行う、店長の藤森が参加するジュエリーの合同展示会のお知らせです!

イタリアにゆかりのある新鋭ジュエリー作家10人による合同展示会です。

今年で4回目となるグループ展ですが、今回のテーマは「PESCE(海の幸)」です。活きのいいジュエリーたちをご覧いただければと思います。

これまでは、春に行っていたイタリアでの展示会ですが、今回より秋にイタリア・フィレンツェにて巡回展を行います。
お時間ございましたら、是非お立ち寄り下さい。お待ちしております!!

——————————–

BuonAppetito!2010 「PESCE」
ボナペティート!2010
http://www.buonappetito-gioielli.com/


2010年5月28日(金)~6月1日(火)
12:00~20:00(最終日16:00迄)

ART・IN・GALLERY アートインギャラリー
http://homepage3.nifty.com/art-in-gallery/

最寄り駅 地下鉄-表参道・明治神宮前 JR-原宿
詳細地図リンク (グーグルマップ)

本展覧会に関するお問い合わせは、アダン (担当:藤森)までお願いいたします。

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

| 店舗案内 | お問い合わせ | ご予約・空き状況 |


この日曜日は、散りはじめの桜が綺麗な鎌倉へ出掛けました。
ちょうど鎌倉祭りが行われていて、天気も良くて暖かく、すごい人手でしたが、
今回の目的は、紳士靴のオーダーメイド!

鎌倉には、イタリア留学時代の盟友J氏が営む、オーダーメイドとインポートシューズ専門店の「鎌倉靴 KOMAYA」があり、その彼に初めて靴のオーダーをしに行ってきました。


「鎌倉靴 KOMAYA」
http://komaya-shoes.co.jp/index.htm
彼は、イタリアのフィレンツェで6年間修行をし、世界中に顧客を持ち、日本でも伊勢丹のメンズ館で唯一扱いがある高級オーダーメイド紳士靴の工房「ステファノベーメルStefano Bemer」で日本人ながらメインの職人の一人として働いていたというすごい経歴の持ち主。

同時期にフィレンツェにいたというだけでなく、ちょうど同い年の同級生で、イタリアから帰国後、親の代から家業を受け継ぎ仕事をしているなど、非常に共通点が多く、親友であり、作家仲間であり、悩みを共有できる貴重な経営者仲間でもあります。

今日は、オーダーメイドの最初のステップ、デザインの打ち合わせと足の採寸に。

お店の2階に構える彼の工房。イタリアから持って帰ってきた貴重な工具がずらり。

皮の見本と木型のサンプル。皮は、靴の表面だけでなく、内張り、底張り用と、計3種類から選ぶ。

最初のオーダーなので、一生モノとして、表皮にはフォーマルに使いやすいようにイギリス製の黒い牛革を選択。逆に内張りとソールには、オーダーメイドらしさを出すために、深緑の皮をオーダーしました。
次は、木型を作るための採寸。

足型を取るためのインクが仕込んである特殊な台に乗り、J氏自ら細かに測定。
靴のサイズは26センチなんだけど、実際に足を測るとなんと24.5cm!そんなもんなんだと妙に関心。

僕の足の採寸結果です。
左が魚拓ならぬ足拓!?。インクの濃さにより、体重の乗るバランスや力が入るところ、足の皮膚の硬いところまで判るらしいです。

このあと、全体のデザインを決め、各部分の縫い目のあるなしや、靴底の仕上げ、紐の種類や形状など、細かい部分の検討を行い、今日の打ち合わせはここまで。

次回は、3ヵ月後の7月に仮縫いが済んだ靴を確認にまた来店する予定です。
最終的な完成予定は9月末!フルオーダーの靴のオーダーは、約半年の時間をかけて、丁寧に手作りで造りこまれていきます。
ジュエリーのオーダーメイドと違うところもあり、似たところもあり、とても参考になります。

あー完成がすごい楽しみだ!!

 

約2時間の打ち合わせを終え、朝一番に来たけど、もうお昼時。
J氏がヨーロッパで直接仕入れてきた靴のうち、スペイン製のレザースニーカーを二足仕込みお店を後にし、J氏の同級生がやっている和食のお店へ。

和料理 日和
http://hiyori.sitemix.jp/

僕らがイタリアに行っていた時期に、ドイツの日本料理店で働いていたというオーナー料理人の沼上さんが作る創作和料理は、鎌倉で取れた野菜を使ったとても繊細な仕立てのメニューでした。

鮮やかな色彩の春野菜のてんぷら。まるでイタリア国旗のような色あわせ。

靴職人に、料理人にと、鎌倉で活躍する同級生たちに、とても刺激を受けた鎌倉滞在でした。

江ノ電のすぐ脇にお社がある御霊(ごりょう)神社に咲く八重桜がとても綺麗でした。

ちなみに買ったスニーカーはこちら↓

靴の履き脱ぎが面倒な僕は、紐なし(スリッポン)のレザースニーカーが大好きで、
紐がない皮のスニーカーに出会うたびにデザイン関係なく手が伸びそうになるのですが、
J氏のお店には、僕好みのスニーカーがいつもたくさん。全部買いたくなってしまいます。。

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

| 店舗案内 | お問い合わせ | ご予約・空き状況 |


ブラジル出張報告、いよいよ最終回です!

無事、仕入を終え、ブラジルで残されたわずかな時間を過ごすため、同じミナスジェライス州にある世界遺産の街「オーロプレット」へレンタカーで移動。またしても400km近い移動ですが、今回はあえて幹線道路を通らずに田舎道を選んだところ、トラックも少なくかなり快適に移動できました。

AM
オーロプレットは、直訳すると「黒い金」という名前の街で、ブラジルへの移民が始まった頃、ゴールドラッシュに沸いた金鉱山の街です。
街のいたるところに、ブラジル独特のゴシック様式の荘厳な教会がたち、遠くから街を眺めた時も良いアクセントになっています。ちょうど日曜日の午前には、近所の人が熱心にミサに集まる現役のカトリック教会です。
とても美しい街で、たくさん街歩きしたいところなのですが。。。

街は、全体が山の斜面に成り立っていて、基本的に道はすべて坂道。しかも、すべて大きな丸石の石畳で覆われているので、ところどころにある急坂は、雨が降ったら登るのはもちろん、降りることすら難しいツルツルの道となり、実際に夕立の中歩いていたら、それほど勾配の無い坂で、数年振りにつるんとお尻から見事に転びました。。痛かったぁ。。。

雨が降っていなくても、ものすごい日差しで、坂道だらけの街を100mも歩けばヘトヘト。
せっかく綺麗な町並みなのに、あまり満喫できなかった気がします。。

街の中にも、金鉱山の跡があり、教会にも何kgもの純金を使った装飾が施されていたりと、ゴールドラッシュの名残がいたるところに残る街ですが、少し郊外に大規模な金鉱山跡があり、観光用に開放されています。

鉱山の中へは、実際に使用していた作業用のトロッコで入っていきます。頼りない細い線路に、板だけで作ったトロッコをワイヤーに吊るして下ろしていく本当にシンプルな乗り物で、ある意味ものすごい迫力満点です。結構長い時間ガタガタゴトゴトと穴の中を降りて行きおよそ地下300メートルの地底部分に到着。

地底部分は、掘りあげた大きな空間になっていて、露出した岩肌に光を当てると、残念ながら金ではないですが、鉄や銅を多く含む色々な金属や水晶の結晶の塊がキラキラとして綺麗です。本当にブラジルはあらゆる鉱物に恵まれた国なんだなぁと妙に実感します。
そういえば、街に敷き詰められた石畳の丸石も、石によっては、ひょうめんがものすごくキラキラと光り輝いていました!

さらに奥に進むと、湧き出す水で洞窟内が大きな池になっていて、その気があればダイビングが出来る(実際にちょうどやっている人たちがいました)ほど深さがあるそうです。
僕は、閉所恐怖症気味で、まあまあ水も怖いので無理ですが。。

洞窟からでたあと、ガイドのお兄さんが、純金の採集方法を実演。実際にここで取れた岩石を細かく砕いたものを水と一緒にすり鉢状のたらいの中でゆっくりまわしていくと、、、

アブラカタブラ・・。おおおっ!
一番比重の重い金だけが残りました。すごい!
ブラジルでは、こういった原始的な金の採掘はもう行われていないのですが、宝石となるとまだ地表を掘って採集する露天掘りが主流で、いまだに手作業でふるいにかけたり、川底をさらったりしているそうです。そのような労働は、ブラジルの中でも最底辺の仕事で、「ガリンペイロ」と呼ばれ、夢見る者というたとえでも使われますが、実際はそうはなりたくない身分の象徴的な言葉とされているようです。
「あんたちゃんと勉強しないと、将来はガンロペーロになって、毎日泥だらけでダイヤモンドさらいの毎日よ!」

オーロプレットでは、金以外にもたくさんの鉱物が現在でも町の近郊で産出されていて、オレンジ色とピンク色が綺麗なインペリアルトパーズの世界で唯一の鉱山もこの街のそばにあるそうです。

ワシントンDCリンカーン記念堂前にて I HAVE A DREAM!

約10日間のブラジル滞在も、あっという間に時間が過ぎ、ついに帰国の時が。
最終日前日は、サンパウロやリオでは、ともに停電や倒木があるほどの大嵐になったそうですが、出発地のサンパウロに移動する飛行機が若干遅れた程度で、ミナスはそれほどの雨にはならず、滞在中ずっと天候にも恵まれました。そしてブラジルの強い日差しで、店頭に立つのが憚れるほど日焼けしました・・・。
帰路は、乗り換えのためワシントンDCで一泊し、ほぼ丸3日かけて無事帰国しました。

 


最後にこの場を借りて、今回の旅に同行してくれたK氏に感謝。
彼は中学高校大学と11年間の同級生で、大学時代には数十ヶ国を一緒に貧乏旅行して廻った仲ですが、いつの間にか会社でもえらくなり、綺麗な奥さんにもかわいい愛娘にもめぐまれたにもかかわらず、今回ガードマン役をかって出てくれたおかげ(冗談です)で、出発前に危険危険と脅された未知の国ブラジルでの旅を無事に終えることが出来ました。
約10年ぶりの一緒の旅行楽しかったです。ありがとう。

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

| 店舗案内 | お問い合わせ | ご予約・空き状況 |


リオデジャネイロでの短いバカンスを終えて、いよいよブラジルでの宝石の仕入に向かいます。

目指すは、ミナスジェライス州。その名も「大きな鉱山」という意味の州です。
一つの州ですが、面積はフランスより広く日本の約2倍。広大なブラジルの台地を改めて感じます。
飛行機で、州都のベロオリゾンテ(こちらも「美しい地平線」というわかりやすい意味)へ。

そこから目的の鉱山の街へは約400Km。レンタカーで目指します。

いざ車を借りて出発!
すると、高速道路だろうと考えていた道のりは、なんと普通の片側1車線の山道。
一般道で東京から金沢に向かうような道のりに愕然と。。
何とか日が暮れるまでに到着しようとがんばって運転。しかし、行く手を阻むのは、低速のトラックたち。
少しでも上り坂になると、時速30kmくらいでした走れないトラックが続出。片側一車線で、なんとかそれを追い抜かしてと思うけど、反対車線も同じような事情なので、数少ない見晴らしの良い追い抜きのチャンスは、お互いに追い抜きバトルが繰り広げられ、正面衝突寸前のエキサイティングな運転が6時間あまり続き、ようやく目的の街に到着しました。

低速のトラックが、超低速のトラックを追い抜かし、その隙を見て、その両方を追い抜かさない限り全く前に進まない山道。。

到着した、ゴベルナドルバラダレスという街は、川が街を横切り、高い剣山に見守られる静かで綺麗な街、その山の頂上から、ちょうどパラグライダーの大会が行われていて、次々と空を舞うパラグライダーの群れが、入道雲が綺麗な空にとても鮮やかでした。

さて、いよいよ、仕入です。このために日本からはるばるやってきました。
数年来あこがれ続けたブラジルでの仕入がいよいよ実現です!

今回は、以前香港のジュエリーショーで取引がある数社と、ネットやブラジルと取引のある方の紹介で知った全く知らない業者数社とメールで連絡を取り合い、こちらの希望を伝え、準備をしてもらい訪れました。

狙いは、面白いクオーツ類とトルマリンです。

神の仕業としか思えない、一つ一つが非常に個性豊かな魅力を持つクオーツの原石です。
記念に、今手にしている原石の塊を日本に持って帰ることにしました。

机の上は、あらゆる石でいっぱいに。個性的なトルマリン、アメジスト、インペリアルトパーズ、耳にしたことも無いはじめてみる石、ガーネット、アクアマリン、オパール、等々、近辺の鉱山で取れた宝石たちのオンパレードです。この業者は、本来は半日の予定でしたが、結局その後のスケジュールをキャンセルし、昼食をはさみ丸一日事務所に篭り、石選びに没頭しました。

ようやく夕方に石選び終了。オーナーのクレモン氏に、さっきまで見上げていた日暮れの山の頂上に車で連れて行ってもらい、石を選びつくした満足感に浸りながら乾杯!

わざわざ日本から来た(この街まで5回の飛行機とレンタカーでの移動)の甲斐のある充実した一日でした!!

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

| 店舗案内 | お問い合わせ | ご予約・空き状況 |


リオデジャネイロ第3弾は、番外編。
ブラジルのランチ事情です。

ブラジルの街角には、セルフサービスのビュッフェスタイルレストランが街の大小かかわらず本当にどこにでもあります。

牛、豚、鶏のおいしそうな肉類はもちろん、お店によっては魚料理や郷土料理もあり、米、豆、パスタ、多種類のサラダ、果物など、少なくても20種類くらい。多い店では4、50種類もの料理がずらりと並んでいます。

ここまでは、日本の大きな社食やオリ○×弁当なども似た感じですが、
なにより画期的なのが、料理の種類に関わらず、「お皿ごと重さを量って値段が決まる」というシステムです。
つまり肉だけだろうが、米だけだろうが、マンゴーだけ大盛りに取ろうが、ツユダクだろうが、グリンピースを抜こうが、重さがおんなじなら全部同じ値段です。

そして、もう一つ画期的なのが、そのお皿に取ったものをそのまま、アルミの容器に入れて、テイクアウトが可能なのです。
上の写真の特別マシン(どのレストランにも必ずあります)で、ぐるりぐるりとハンドルを回すと、、、

あらら、びっくり。フタつきの密閉容器の出来上がり!!
これでカレーもツユダクも安心です。もちろんおかず同士は混ざり放題ですが。。
(でも、ブラジル人は、お皿の上で何でも混ぜて食べるので、これはこれでオーケー。)

このお弁当とビールさえあれば、どこでもパーフェクトなランチが可能です!
ちなみに、このボリュームで70レアル。日本円で350円程度です。
お店によって異なりますが、100gあたり15~25レアル位の値段です。
ブラジルの物価は、感覚的には日本の半分くらいですが、もし日本でこれだけたくさんの種類の料理を700円で食べられるんだったらとてもお買い得ですね。丸の内のビジネス街でやったら大はやりかも!

すべての料理が、「重さ単位で同じ料金」というシステムのメリットは、わかりやすい、というだけでなく、一つ一つの料理の重さと値段を計算せずに済むので、非常にレジがスムーズ。たくさん人が並んでもあっという間にはけていきます。(→これも昼休みが短い日本の昼休み向き)
あと、たくさん取れば取るほどもちろん値段が高くなるので、ダイエットにも効果的。しかも、取る種類に制限が無いので、一口ずつ20種類なんてことも出来ます。おかずとご飯のバランスももちろん自在。OLにも、お腹の気になるお父さんにも優しいシステムです!
最後は、リオで見つけた本当の番外編。

映画「黒いオルフェ」でも登場する路面電車のりばにあった注意書きの看板。
看板の形も、中のマークもとてもかわいいけど、何が禁止だか、ぜんぜん良くわからない。

 

サザエさん的乗車禁止!?

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

| 店舗案内 | お問い合わせ | ご予約・空き状況 |


アーカイブ