[芸術・文化活動レポート]【展覧会レポート】サヴィニャック〜パリにかけたポスターの魔法〜に行って参りました。
こんにちは、アダンスタッフの中井です。
今週末は春の大嵐、風が強くて大変でしたね。
そんな日は美術館巡り・・・ということで、昨日練馬区立美術館で開催されているサヴィニャック展に行って参りましたのでレポート致します♪
実は初めて練馬区立美術館に足を運びました。
三茶からだと電車で約1時間・・・。
でも駅徒歩数分の立地なので、そういった点では上野とあまり変わらないのかも、と思いました。
美術館の前はいろんな動物のモニュメントのある、可愛らしい公園でした。
館内は撮影禁止。
カフェテリアの窓に貼られた可愛らしいシールと、
入り口の写真で我慢です。
さて、サヴィニャックとは・・・どなたでしょう。
かくいう私もそんなに詳しくなく、「あ!このポスター見たことある!可愛い!」と思う程度しか知らなかったのですが、
フランスの代表的な広告作家のレイモン・サヴィニャック氏のことで、
彼の余計なものを排除したシンプルで大胆、直感的に訴えるポスターは世界的に有名なお方。
今回はサヴィニャック生誕110周年を記念した大規模な回顧展で、国内5美術館を巡回する予定なのだそう。
練馬区立美術館での公開は、今日で最後。
宇都宮、三重、兵庫、広島・・・と西へ移動されるそうなので、見逃した方はぜひご旅行ついでにいかがでしょう?
彼の広告するものはすべて生命を吹き込まれ、見るものの目をグッと惹きつけてしまいます。
会場内はとても絶妙な色合いのカラフルなポスターがところぜましと並んでいて、
見応え抜群でした。
実際広告されていた時は、パリの地下鉄内一面に大きなポスターを何枚も並べていたのだそう。
独学でデザインを学んだ彼は41歳で広告デビューを果たしたそうで・・・
その辺りにも夢と勇気を与えてくれる気がしますね。
[オーナー放浪日記 海外仕入旅行記][ヨーロッパ出張]パリの休日
無事展示を終え、今年も帰国の前にパリに立ち寄り、2日間だけ滞在しました。パリでの短い休暇です。
初日は日曜日だったのでクリニャンクールの蚤の市へ。
お目当ては、アンティークのコーヒーミル。様々な年代のコーヒーミルが並びます。色々探しまわり、1820年頃の真鍮製のコーヒーミルをお手ごろな値段で手に入れました!
他の収穫は、古い彫金用の小さな万力、古い宣伝用のキーホルダーです。
午後は、ルーブルの隣にある装飾美術館へ、リニューアルしたジュエリーの展示室を見に行きました。古代のジュエリー、中世、近代のアンティークジュエリー、パリの老舗ジュエラーの傑作、現在のコンテンポラリージュエリーなど、多岐にわたり、真っ暗な部屋に裏側まで見える(作り手としてはとても嬉しい!)工夫された方法で展示されていてとても面白いだけでなく、勉強になりました、
夜は、昨年よりパリに在住している前職の元同僚と久々の再会。カフェフロールでお茶をして美術館の疲れを取り、その後カルチェラタンにあるフレンチ居酒屋!「遊鈴Yulin」へ。
高校生の時から日本に在住し、その後京都の技魯技魯で働いていたというかなり変わった経歴を持つ、美形イケメンのフランス人Yulinさんが、パリに戻り開いた和風のフレンチレストラン。
懐石のように繊細な味わいのお箸でいただくフランス料理は、7皿のメニュで35ユーロとパリのレストランとしてはとても良心的で、一皿一皿大満足でした。
ただ、最後までワインとあわせていいのか、お酒で合わせればいいのかわからず、ずっとビールでいただきました。”居酒屋”だからまあいいか。既婚の友人は、お料理も満足していましたが、イケメンオーナーにもご満悦な様子でした。
パリ滞在2日目は、やはりパリ近郊在住で、の創作アクセサリーのメゾンに勤める作家の方に、パリの御徒町、浅草橋ともいうべき問屋街を案内していただきました。
モチーフのパーツが無数にあって面白い
夜は、展示のメンバーと待ち合わせて、最後の打ち上げの気分でサンジェルマンデプレ近くのレストランへ。
前菜にフォアグラのパテ、メインに鯛の焼き身が入ったクスクスを辛口のロゼワインと一緒にいただきました。
人生史上、一番繊細で上品なクスクス。でもどうやってクスクスとソースを混ぜるの!?
2週間のヨーロッパ滞在を締めくくる素敵な夜になりました。
体というより、よく胃袋と肝臓が持ちこたえた旅でした。。。いつものことですが。
最後の夜は、ほとんど寝ずにトランクを4次元化して、膨大な荷物を何とかパッキング。
ジプシーのような大荷物で、早朝のパリを発って無事帰国しました。
それでは、これから仕入れてきたものを少しずつブログで紹介して行きます。
お楽しみに!!