オーダーメイドジュエリー専門店 ADAM BLOG

いよいよ、本格的な夏到来!今日もすごい暑さでしたね。

夏と言えば、スイカ!
いえいえ、セールです!!
(先程、セールの準備が終わったあと、スタッフの一人が自宅から切って持ってきてくれた本年初スイカを食べたばかりでつい・・・)

 

ADAMアダンのサマーセールも始まりますよ!

 

 

オーダーメイドジュエリーADAMアダン
Summer Sale 2011
10~50%OFF
7/1(金)~31(日) 水曜定休


今回のセールは、昨年より行ってきた「アダン開店30周年記念」の最終イベントとなります。
通常のセールでは、一点もののハンドメイドジュエリーが10~20%OFFになりますが、
前回のセールに引き続き、今回も特別セールとして50%OFFの商品をたくさん取り揃えました!

アダンのセールは、セールだけのために準備する商品は無く、
通常店頭に並んでいる商品を期間中だけお安くするので、本当におトクなんですよ!
特に、昨今の貴金属地金の高騰により、少し前に作った商品は、
50%OFFにすると、地金材料とほぼ同じようなお値段になっていることも!

 

代表の藤森の新作や、藤森が参加するグループ展の作家の作品もあわせて展示します。
皆様のご来場、スタッフ一同心よりお待ちしております!!

 

 

婚約指輪・結婚指輪のオーダーメイドジュエリー専門店「ADAM〈アダン〉」
TEL / FAX 03-3418-7008 10:30 〜 16:00(土曜のみ18:00まで) 水曜・日曜定休

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代表の藤森隆が参加する、ジュエリーのグループ展のお知らせです。
2011.6.3(金)より6.7(火)まで、東京・表参道のギャラリーにて行います。

イタリア・フィレンツェでジュエリーを学んだ12名のジュエリー作家が参加する展示会です。
おかげさまで、グループ展も5年目。今年も、日本とイタリアで展示を行います。

毎年、食に関するテーマを決めいていますが、今年のテーマは「森」、イタリア語でBOSCO(ボスコ)です。
キノコや木の実といった、森の幸、イタリアではジビエといわれる森の野生動物、などなど、
作家それぞれの解釈で、ジュエリーで「森」を表現します。
BuonAppetito!2011 ボナペティート!2011 Vol.5 「BOSCO(森)」

東京・表参道「ART-IN-GALLERY」
2011.6.3(金)-6.7(火)
12:00-20:00 (最終日16:00まで)

ギャラリーへのアクセスやメンバーのプロフィールなどの詳細は、
こちらのウェブサイトをご覧下さい↓
http://www.buonappetito-gioielli.com/

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ADAMアダン オーダーメイドギャラリー
OrderNo.091227-01E
OrderDATA:
S.N様(東京都目黒区) エンゲージリング
Pt900 ダイヤモンド
担当:藤森/デザイン:伊東

代表の藤森です。
今日は、フルオーダーメイドでお作りしたエンゲージリング(婚約指輪)をご紹介します!

まず、今回のお客様は、実は藤森の前職の同僚の方で、20代で起業し、現在、話題の家事代行サービス の会社を急成長させている凄腕経営者です。

そんな彼から、彼女にプロポーズをしたいと相談を受け、エンゲージリングをサプライズで準備する相談をしましたが、出来たらリングは、彼女の好きなデザインでオーダーメイドしたいと言う事で、代わりにプロポーズアイテムとして、ダイヤモンドのルース をプレゼントする事になりました。

そして、見事、プロポーズ成功の知らせが!当日は、僕までドキドキしていましたが、ホッとしました。

そして後日、晴れて彼女とお二人でご来店。
プレゼントした1ctの綺麗なダイヤモンドを使って、フルオーダーメイドでお作りする事になりました。

お伝え頂いたリクエストは、クラシカルな雰囲気とオーダーメイドらしい個性を取り入れたデザイン。
クラシックといってもあまり正統派なデザインだと、シックになりすぎるので、モチーフとしてクラシカルな要素を取り入れつつも、専門的なお仕事で大活躍する彼女の個性にあう雰囲気のデザインを、と試行錯誤し、相談を重ねて出来上がったリングがこちらです。

ダイヤモンドを一周メレダイヤで取り巻き、ミル打ちを施すなど、ディテールはクラシカルな技法を取り入れ、一見オーソドックスな雰囲気ですが、

リングを横から眺めると、建築的なアームに石座を取り付け、ダイヤモンドが浮かび上がっているような構造になっています。
このあとにお作り頂く、マリッジリングとの重ね詰めも考慮した石座の高さになっています。

そして、上面からは見えない4本の石座のラインとベースの部分にも、メレダイヤを施して、ハッキリとした輪郭の石座に繊細さをプラスしました。
裏側から見えるダイヤモンドも、ダイヤの先端のキューレットまでよく見える構造で、ダイヤモンドそのものを眺められる楽しさも考慮しました。

何とか、クラシカルな雰囲気と、個性的なモダンさを両立させたエンゲージリングをお作りする事が出来たかなと思っています。

お客様のデザインやご予算のご希望を伺って、1点1点デザインを行い製作を行う、アダンのフルオーダーメイドエンゲージリング についての詳細はこちら をご覧下さい。

 

 

最後に彼の会社をちょっとだけ宣伝。


話題の家事代行サービスを手がける「マエストロサービス 」。掃除、洗濯といった一般的な家事だけでなく、お料理の代行やベビーシッターなど、家事を丸ごとアウトソースできるサービスです!

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TV撮影の報告、最終回。
いよいよ、修理完成です!

これまでの記事はこちら↓
その1「修理ご依頼の接客シーン」
その2「修理作業シーン①サイズ直し」
その3「修理作業シーン②石留め」

 

サイズ直しと石座制作と石留めまで、無事終了して、最後にリング全体を仕上げ直しを行い、いよいよ、修理完了です!

修理開始から約6時間、無事出来上がったリングの写真はこちらです!!

一番左に入っている、紫色のアメジストが今回お入れした石。他の石は、長年使い込んでいて表面が少し磨り減ってしまっていますが、一つ一つ丁寧に洗浄し、新しく入れた石と違和感が無いくらい綺麗になりました。

撮影をどのように進めるか、ということより、実際に修理が可能かどうかが一番心配でしたが、何とか無事完了して、新藤をはじめアトリエのスタッフも全員で一安心でした。

お客様が海外渡航前でご多忙と言うことで、お渡しは、翌日、TV制作会社の方がご自宅へ納品に伺ってくれました。

お喜びいただけるか、ドキドキして連絡を待ちましたが、製作会社の担当の方から無事お渡しできたとの連絡があり、翌日お客様から以下のようなメッセージを頂きました!

 

「このたびはこのようなチャンスをいただき、本当にありがとうございました。
古いもののため、どのくらい修理に費用がかかるのかわからず躊躇していたリペアでした。

今回の地震のあとにでき上ってきたというのもまた、なにか意味があるような気がします。
家の中ものがすべてひっくり返り、古くなったもの・使わないもの・いつ使うかわからないものなど、どんどん処理しています。断捨離、実践です。

本当に残したいもの、ずっと使っていきたいものは何かと思ったら、やはり思い出のあるもの、歴史のあるもの、それ相当の価値のあるものなのではないでしょうか。

昨日から指にはめたままですが、さっそく今日オフィスでリングに気がついた人から声をかけられました。このリングが私の指にあるのは、本当に見るたびに喜びです。

本当に今回のチャンス、ありがとうございました。」

 

新しくオーダーメイドでお作りするジュエリーも、もちろん色々な難しさがあり、アトリエでは毎回頭をひねって試行錯誤して制作していますが、やはりお預かりしたジュエリーの修理や加工が、一番経験と工夫が必要になるなぁと改めて実感しました。

また、なかなか修理の現場を映像として残すチャンスも無いので、こうやってきちんと撮影する事は、資料としても貴重なものになるのではないかと思っています。

それでは、みなさま放映をお楽しみに!
スケジュールがわかり次第またご報告します。

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TV撮影の報告の続きです!

これまでの記事はこちら↓
その1「修理ご依頼の接客シーン」
その2「修理作業シーン①サイズ直し」

サイズ直しが終わったリング、次は、いよいよ石入れです。

元々7人の子供の誕生石7つが入っていたリング、何かの事情でアメジスト1石が外れてしまい、その後ずっと6石だけ付いていたようですが、アメジストが外れてしまった石座も、綺麗に取り除かれていました。

なので、まずは石座の取り付けです。
現在、石が入っているすぐ隣に、アメジストを入れるための新しく石座を作り、そこへ石留めします。

石座は4本の細い線で出来ていて、その線で爪留めにて石を留める方法です。
まずは、爪になるゴールドの細い線を作ります。

ゴールド地金を溶かして、塊を作り、ローラーで少しずつ伸ばしていき、最後は写真のように、万力を使って線引き版を通して、細い金の線を作ります。

次に出来上がった線をリングに溶接します。通常はガスバーナーで石座の線を溶接しますが、今回は、すぐ隣に石が入っているため、火で加熱する事が出来ません。

ここで、今度は本当の秘密兵器、「レーザー溶接機」の登場です。
レーザー溶接機は、0.1mm単位の小さな場所だけ、瞬間的に数千度まで加熱する事が出来るので、
周りに影響なく溶接が可能です。

レーザー溶接の様子の撮影は、レーザー溶接機に、特殊なマクロ撮影用のカメラを突っ込み溶接の瞬間を捉えます。我々も肉眼では見たことの無い映像で、驚嘆でした。

かなり苦労しましたが、何とか4本の線をリングに溶接完了。くっついても強度が無いと、肝心の石留めの際に爪がもげてしまうので、溶接の具合をよく確認しながらの作業でした。

次に、ヤスリを使い、溶接された4本の線を、石に止める爪に仕上げていきます。

いいアングルからのカットを取るためのカメラマン魂もすごいですが、新藤もカメラマンも要求にこたえて体をよじりでかなり不自然なポジションで作業したりしました。

そして、いよいよアメジストの石留めです。

このときも、マクロカメラで、スーパーズームです。

ルーペでしか見えない世界をじっくり見れる貴重なチャンス。
カメラモニターを動画で撮影してみました↓

http://www.youtube.com/watch?v=oo9EOrO-9a0
http://www.youtube.com/watch?v=oo9EOrO-9a0

無事、綺麗に石留めも出来ました!心配したレーザーで溶接した爪の強度もバッチリで、しっかりと留まりました。

最後に全体を仕上げて、いよいよ完成です!!
撮影しながらだったので、ここまで作業開始からなんと6時間程度。おつかれさまでした!

次回、完成したリングをご紹介します。

おたのしみに~。

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